HOME 会社概要 業務案内 工事中物件 完成物
かって町家や民家がありましました。各地にあります。それらは、まるでキノコのように群れて建っており、
町並み景観を生んできました。それらは、簡素であるけど美しい表情を持っていました。構造に必要なものだけで構成され、自然からから生まれた建築素材を正直に用いで、清楚な美しさをつくり出していました。
それはまさに、スタンダードハウスといってよいでしょう。そんな住まいを、もう一度生もうという建築運動が始まりました。
今の住宅は、建てたときが一番きれいで、年月を重ねると、だんだん貧相になります。
ちょうどそれは色あせたプラスチックの食器のようなもので、つらいものがあります。年月に耐え、愛着に応えてくれる家をつくりたいと思います。
そんな家づくり運動を、わたしたちはスタンダードハウスの運動といっています。
わたしたちは、民家や町家を復元復活しようというのではありません。スタンダードハウスは新しい考え方と技術を
駆使して、これからの住宅を実現する取り組みです。スタンダードハウスは「並の住宅」を意味しません。建築が備えるべきクオリティの高さをいいます。
それをお値打ち価格で求められることをいいます。そのためには、建築家と工務店と住まい手による、協同の働きが求められます。
これは画期的なことです。しかしこれは、設計料の値下げではありません。この4人の建築家は、いうところのアトリエ設計者であり、普段はちゃんとした設計料を頂いて仕事しています。それは今後も変わりません。建築家と工務店と住まい手がコラボレーションを組みことによって可能となる仕組みをつくりました。
これは参加する工務店は、設計合宿に参加して建築家の考え方と設計手法をとことん学びます。
それが大事です。敷地や住まい手の家族調査、要望、落Z計画などは工務店が立てます。
建築家は土地に立ち、住まい手と話し合い、その土地と家族に合ったプランを立て、模型をつくり、計画を詰めます。
この限りにおいては、建築家の普段の仕事と変わらないクオリテイが保たれます。工事監理は工務店がきっちりやり、要所(上練階段と竣工検査)は建築家が立ち会います。
住まい手は、その建築家の考え方、スタンダードをよく理解してください。相互にのみ込あって、共用できるものがないと、いい建物は建ちません。
設計にも、工事にも、住まい手にも、すべてにクオリティの高さを求めるのが、スタンダードハウスの運動です。
スタンダードハウスの運動と聞くと「ウウッ!」と引く人がいるかも知れません。でもそれは、町家や民家造りでやってきたことです。
今でも茅葺の屋根は村民が寄り合って葺いています。家造りという、一生に一度の大事を共にするチームワークは、お金のやり取りだけでない大切なことがあります。
協同してチカラを尽くし合うこと、それをわたしたちは運動と言っています。そんないいことならわたしも、というノリで参加してください。俄然おもしろくなりますので。
COPYRIGHT © HOUSING TSUKAMOTO ALL RIGHTS RESERVED.